賃貸物件住まいでも表札は付けるべき？
大半の一戸建て住宅で付いている住んでいる人の苗字や名前を記載する表札。
アパートでもポストや部屋の前にも表札がありますが表札を掲げる義務・必要はあるのでしょうか？今回は賃貸物件の表札について紹介していきます。
表札を掲げる義務・必要はあるのか？
〇表札をつける義務はあるのか？
表札を付けなければいけないという義務はありません。一般的に表札を付ける・付けないという選択は住む人の自由となります。賃貸物件では多くの場合集合ポストと玄関横の2か所に表札を付ける場所が用意されている場合が多いですが、付ける場合でもここに付けなければいけないという決まりもありません。どちらか一方にだけ付けても良いですし、自分で作った表札をドアに付けても良いのです。
※釘などで打ち付ける、強力な粘着テープを使う等で取り付けると退去時に費用が発生する場合もあるので注意が必要です。
〇表札を付ける必要はあるのか？
以前は近所付き合いなどの観点から表札を入れることが多かったですが、最近では多くの方が近所付き合いを昔ほどしなくなったこともあり近所付き合いの観点からすればあまり必要とはいえないかもしれません。しかし、表札がないことで郵便物・宅配物の配送間違いが起こる心配もあります。この後より具体的にメリット、デメリットをご紹介するので表札を付ける必要があるかの判断材料としてください。
表札を付けるメリット・デメリット
〇表札を付けるメリット
・配達間違えが起こりにくいネット通販の普及により、荷物の配達は年々増えています。表札を出しておくことで配達員が間違えずに荷物が届くというメリットがあります。万が一配達間違いが起こった場合、自分と間違って届いた方の双方に手間がかかってしまいます。また、荷物の中に様々な個人情報が含まれている場合もあるので個人情報の流出につながる事もあります。
・近所の人に名前を憶えてもらいやすい
近隣にだれが住んでいるかが分かれば、近所付き合いが円滑になりやすいこともメリットの一つです。近所付き合いが深くなれば防犯などの観点からみてもメリットがあると言えます。
・インテリアとして付ける
個性的な表札をセンス良く飾り付けることで、他の部屋と差別化を図ることが出来ます。様々なデザインの表札が販売されていますし、手作りで表札を作られる方もいます。
〇表札を付けるデメリット
・個人情報が知られてしまう
表札を付けることで不特定多数の人に名前を知られてしまいます。苗字だけでは悪用される心配も少ないかもしれませんが用心するに越したことはありません。もし表札を付ける場合でもフルネームや家族の名前は記載せずに名字だけにとどめておきましょう。
・セールスを受けやすい
表札を出すことで居住者の有無が分かりやすくなるため、セールスなどの訪問営業を受けやすくなります。フルネームや家族の名前が記載されていると性別や家族構成、名前の流行りなどで年代まで把握されてしまいます。こういった点からも表札を付ける場合は名字だけにしておくことが望ましいと言えます。
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