暑い時のエアコンはドライと冷房はどちらを選ぶべき?
2023年も5月に入り、日によっては暑さを感じる日も増えてきました。これからエアコンが活躍してくる時期になりますが、エアコンの冷房とドライ(除湿)の機能の違いはご存じでしょうか?二つの機能には適した使い方があり、電気代にも違いが出てきます。今まで何となく使ってきた方のために冷房とドライの違いを紹介していきます。
冷房とドライの違いと使い分け
冷房とドライ機能は正しく使い分けることでより快適な環境を作り出すことができます。上手に使い分けるためにまずは冷房とドライの機能の違いとどのようなタイミングで使うべきかを知っておきましょう。
〇冷房機能
冷房は室内の温度を下げることを目的とした機能です。詳しい説明は省きますが、空気中の熱い空気を吸い込み、冷えた空気を室内に戻すことで温度を下げます。
冷房を使うタイミングとしては真夏の気温が高い時など、純粋に室内の温度を下げたい時に使用するのがベストです。
〇ドライ(除湿)機能
ドライは室内の湿度を下げることを目的とした機能です。こちらも詳しい説明は省きますが、空気中の湿度の高い空気を吸い込み、空気中の水分を気体から液体に変え、水分の少なくなった気体だけを室内に戻すことで湿度を下げます。
一般的なエアコンは正式には「弱冷房除湿」という機能で、その名の通り冷房も行うので室内が涼しくなる効果もあります。
ドライを使うタイミングとしては梅雨のようなジメジメとした暑さの時に効果を発揮します。ただし、「弱冷房除湿」の場合は温度も下がってしまうので肌寒くなってしまう場合もあります。エアコンの機種によっては室温を下げない「再熱除湿」というドライ機能が付いたものがあるので自分に合ったエアコンを購入しましょう。
電気代に違いはあるの?
実は冷房とドライ機能では光熱費に差があります。ドライ機能が「弱冷房除湿」「再熱除湿」のどちらなのかにもよりますが
安い 弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿 高い
となります。具体的な金額としては
24度設定で1時間稼働させたと仮定した場合、それぞれの料金は以下のようになります。
冷房 ・・・11.0円
弱冷房除湿 ・・・4.1円
再熱除湿 ・・・14.9円
具体的な金額を見ると、弱冷房除湿は冷房の約3分の1の金額なのが分かります。
そのため、冷房の代わりに弱冷房除湿のドライを使うことは、大きな節約であるといえます。無理して弱冷房除湿のドライを使わなくても部屋が冷えるまでは冷房をかけて部屋が冷えたら弱冷房除湿のドライに切り替えることでも節約効果は見込めるでしょう。
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